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中小企業診断士1次試験を全科目受けるべき理由。

こんばんは。中小企業診断士のコーヘーです。

 

急に暑くなってきました。以前は5月はまだ肌寒かったように思うのですが。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さんもお気をつけください。

 

さて、今回は、中小企業診断士の1次試験を全科目受けるべき理由を書きます。

「効率的だから」です。理由は試験の合格基準にあります。

 

というのも、1次試験は科目合格(60点以上)が可能です。(2年間有効)

1次試験の合格基準は、「総点数の60%以上、かつ1科目でも満点(100点)の40%未満のないこと」です。

こうみると1科目ずつしっかりと合格して科目合格を狙った方が、時間がない中だと効率的だし勉強も続くのでは?と考えがちですが、短期間で合格を目指すのであれば、やめた方がいいです。

ポイントは「総点数の60%以上、かつ1科目でも満点の40%未満のないこと」です。要するに「40点未満の科目がなく、かつ平均で60点以上」ということなのですが、ここに「受験した年の科目のうち、」という言葉が頭につきます。

どういうことかというと、例えば、前年に3科目(企業経営、運営管理、法務)を合格したため、今年は4科目(財務、経営情報システム経営学・経済政策、中小企業政策)受験する必要があるAさんがいたとしましょう。Aさんは前年に受験した3科目は得意分野だったので70点を取りました。結果科目合格です。ただ、財務が非常に苦手で35点しか取れず、残り3科目はそこそこのレベルだっため50点台となり科目合格になりませんでした。

そのため、今回4科目受験する必要があります。

そう、Aさんは、今回の受験では、そこそこのレベルの3科目で苦手な財務をカバーしなければならなくなるのです。財務40点、経営情報システム55点、経営学65点、中小企業政策80点というふうに。

これは非常にしんどい。苦手科目や、あまり興味の持てない科目では、勉強するモチベーションも上がりません。

こういった状態に陥らないためにも、勉強時間の確保は厳しいかもしれませんが、得意科目と不得意科目を交互に勉強する等、工夫が必要になってきます。

 

中小企業診断士に短期間で合格するためには「戦略」が必要です。広く浅く知識を持つ必要がありますが、実際の診断においては、自分の「強み」をいかに活かすかが大切です。そのためにも受験段階から自分の「強み」を把握し、「戦略」を持って合格を勝ち取りにいきましょう。

 

1次試験まであと2ヶ月半。皆さんの合格を応援しています。