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企業経営理論は真っ先に勉強すべきだが勉強しすぎてもいけない。

こんにちは。中小企業診断士のコーヘーです。

 

今回は企業経営理論を勉強すべき理由と、勉強しすぎてえもダメな理由を書きます。

 

中小企業診断士のコアだから。

企業経営理論の勉強について語る前に、そもそも中小企業診断士について考えたいと思います。中小企業診断協会では以下のように記載されています。

 中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
 中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。
 中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。

要するに、中小企業の経営に関して高いスキルを持っている人、です。

経営に関して高いスキルを持っているのに全然理論を知らないのはいかがなものか。

というわけで、気持ち的にもまず診断士のコアである企業経営理論を勉強しましょう。

 

 

●最初に企業経営理論を勉強するべき本当の理由

最初に気持ち的なことを語りましたが、短期試験合格を目的とした場合、その理由は誰でも比較的点が取りやすいから。SWOT分析、5フォースモデル、バリューチェーンなど社会人なら、一度は耳にしたことのある話を勉強する科目のため、非常にとっつきやすくもあります。仕事の中でこれらの考え方をほぼそのまま当てはめられる機会も多いため、勉強していて楽しい科目です。

 

●勉強しすぎてもいけない。

星の数ほど企業がある中、企業経営に唯一の正解はありません。そのため企業経営の理論も無数にあります。その全てを把握し、理解することは不可能です。分析し理由を考えることは楽しくもありますが、あくまで試験の短期合格が目的であれば、60点が取れるくらいで早々に違う科目を勉強しましょう。

また、企業経営理論の試験は選択肢が長いため、答えを一つに絞ることが難しい科目です。例えば企業のドメインについて平成27年は以下の問題が出題されました。

複数事業を営む企業のメインおよび事業メインの決定に関する記述とし て、最も適切なものはどれか。

メインの決定は、現活動領域や製品・事業分との関性ととも に、将来業のある姿包含して経営理念反映している。

メインの決定は、戦略策定の第一歩として自社の存続のために外部 の多利害係者との間の々な相互作用の範囲反映している。

メインの決定は、多角化した業において々の事業の定し合わ せることではなく、メインに合わせて事業の定直すことが重要であ る。

エ 事業メインの決定は、将来の事業領域範囲をどう定するかについて、 業が自らの相互作用の対象として選択した事業ポートフォリオの決定であり、 定の市場での競争戦略影響を受ける。

オ 事業メインの決定は、日常的なオペーシンがルーティしていたとしても、競争優位を持続するためには必要である。

1問だけならまだしもこれが何十問となると、かなりしんどくなってきます。

頑張れば解けそうなのですが、時間制限のある中では焦りもあり、ケアレスミスをしがちなため、意外と点数が伸びません。70点取れたらラッキー、くらいに考えておいた方が良いです。

 

●まとめ

いかがでしたでしょうか。企業経営理論は、勉強していて面白く、とっつきやすい科目ですが、非常に奥の深い科目です。しっかりと勉強すべきですが、試験はこの科目だけではありません。時間を有効に活用しながら勉強を進めていただくきっかけになれば嬉しいです。