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試験合格に向けた一見非効率だけど効率的な勉強の仕方【中小企業診断士】

中小企業診断士の勉強には多くの時間が必要です。一般的に1,000時間くらい。

できる限り時間をかけず効率的に勉強する方法を考える必要があります。

一方でせっかく診断士を勉強するのだから、単なる「勉強」で終わることなくコンサルティングできるようになることも念頭に置いておくべきです。

今回はそういった診断士合格後を見据えた勉強方法について書いてみようと思います。

 

診断士合格後を見据える

診断士に合格するということは中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家になるということです。

実際に中小企業の経営課題に対するサポートをするためには、知識を知っているだけではどうしようもありません。SWOT分析を例にすると、サポートする企業の強み、弱み、業界の状況を踏まえた機会と脅威を感度良く分析するスキルが必要です。またサポートする企業の方が全てを語ってくれることは稀です。むしろ多くの方が自身でも課題の真因を把握できていません。本質をいかに掴むかのヒアリング力、さらにそこから企業の強みを機会に活かすのか、弱みを改善すべきなのかといった判断力や、その内容を伝え納得して動いていただくためのストーリーを組み立てる力も求められます。

こういった力をつけるために必要なことはただ一つ。とにかく「アウトプット」すなわち実践することです。

 

アウトプットの勉強の仕方

一次試験は知識の「インプット」で対応できます。ただ単に試験に合格するだけであれば、とにかく試験問題を解き、テキストで知識を補完すれば何とかなります。

ただ、試験合格後を見据えるのであれば、少し効率は落ちますが「アウトプット」をしましょう。受験する方の多くは実際に企業に勤めている方だと思います。企業経営理論を例にすると、自社の経営理念は何なのか、そこから経営ビジョンや企業戦略、事業戦略はどうなっているのか、それらはしっかりとつながりを持って構築されているかを考えてみます。もし、つながっていないのであればつなげる必要があります。

そのほかPPMの他社比較をしてみる、実際にその結果を自社の改善につなげていくことといったことも大切です。こういった業務について自分は企画に所属していないので、あまりないという方は、自分の業務に関連する科目でチャレンジしてみましょう。診断士の試験範囲は企業経営に関わる全てですので必ず自分の仕事と関係しているところがあるはずです。とにかく実際に自らが主体的に動き経験値を積むことが大切です。

 

勉強の質が変わる

実際に直面している課題を解決するためにはどうすればいいのか、テキストにヒントはないかという視点で勉強すると、とても良質なインプットができます。テキストは広く浅く書いてありますので、どうしても一般論になってしまいます。そこに自身の経験が加わると具体化ができます。サポート企業が求めているのは「知識」ではなく「サポート」です。

 

このブログもアウトプットの場

偉そうに書いていますが、僕自身未熟です。このブログもアウトプットの場です。どんな内容が読んでもらえるのか、どんなレイアウトが読みやすいのかを日々考え、少しずつ情報を蓄積しながら良いものにしていければと思います。

実際に動いてみないと何も変わりません。何事もチャレンジです。